卸売市場の機能とは?
2024/03/17
卸売市場は、全国から届く農産物を適正価格で分配する市場です。
具体的に、卸売市場にはどのような機能があるのでしょうか。
そこで今回は、卸売市場の機能についてご紹介します。
卸売市場の機能
集荷と分配
全国各地の出荷者は、農産物を品種や階級ごとに選別してから卸売市場に出荷します。
卸売市場に集まった農産物を卸売業者が仕入れて、買い手のニーズに合わせて分配を行うのが流れです。
価格形成
農産物は集荷後、卸売市場の取引にて値段が決定します。
値段の取引ができるのは、市場開設者が許可をした卸売業者や仲卸業者のみなので信頼できる場です。
取引は、セリと相対取引で行われます。
セリは複数の買い手と希望額を競争しながら購入権利を得るもので、相対は売り手と買い手が1対1で交渉して価格を決める方法です。
どちらの方法も日々取引の結果を公表しているので、価格や数量が明らかになり、公正な価格形成が行われています。
販売と出荷
卸売業者は、農産物を仲介卸業者や売買参加者に卸すのが基本的な流れです。
また仲介卸業者は、小売業や外食業から依頼を受けて仕入れを行っているケースもあるため、注文ごとに農産物を販売先に配送します。
代金決済
これらの流れで発生した代金を、迅速に決済します。
早く確実に行うことで、生産者や出荷者との信頼関係を維持できます。
情報発信
産地情報や消費者動向をチェックし、情報を発信する機能もあります。
需要と供給に関する情報を知ることで、最適な取引が行われるのです。
まとめ
卸売市場の機能は、集荷と分配・価格形成・販売と出荷・代金決済・情報発信があります。
新鮮な農産物はさまざまな経緯を経て、食卓に出されているのです。
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