野菜の豆知識7 レタスが緑黄色野菜ではないんだぜ!?編
2024/03/20
こんにちは!青果店ばやし青果です
今回はレタスについて色々紹介しちゃうよ!
健康的に生きるためには野菜を多く食べるべきである。具体的にどのくらい食べればいいかというと、厚生労働省では「野菜を1日に350グラム食べる」ことを提唱している。そしてそのうちの120グラムは「緑黄色野菜」を摂ることを推奨しているのである。
手っ取り早く野菜を摂取したいとき、まず思い浮かぶのはサラダだろう。サラダの鉄板といえばレタスである。手でちぎるだけでいいので手軽に食べられる。
緑色だし緑黄色野菜でしょと思って調べたら、まさかの事態が発覚したので雑学として紹介させてほしい。
緑黄色野菜の基準は「緑色や黄色だと緑黄色野菜」、なんていう単純な話ではなかった。カロテンの含有量が「可食部100g中600μg(マイクログラム)以上の野菜」と決められているのである。
レタスのカロテンは100g中240μg。つまりレタスは緑黄色野菜ではないのである。それに対しサニーレタスはというと、こちらは2000μgもカロテンを含んでいる。つまり、同じレタスの仲間でも品種によって緑黄色野菜だったりそうでなかったりするのだ。
レタスとサニーレタスでは、約8倍もカロテンの差があるんだね!
代表的な緑黄色野菜には、かぼちゃ・トマト・ピーマン・ほうれん草・にんじんなどがある。しかし、トマトやピーマンに含まれるカロテンは、実は600μg未満だ。これらは食べる機会が多いということで、例外的に緑黄色野菜として認められている。
ナスやきゅうりは表皮の色が濃いため緑黄色野菜と思いがちだが、これらは緑黄色野菜ではない。にんじんのように切り口まで色が濃いものは緑黄色野菜、ナスやきゅうりのように切り口の色が薄い、または白い場合は緑黄色野菜ではないと考えるといいだろう。
緑黄色野菜でないものは淡色野菜って呼ばれるけど、こっちも栄養たっぷりだから両方ともバランスよく食べるのが一番だぞ!!
ちなみにレタスは食物繊維が豊富と思われているけど実は全然そんな事ないんだよ!スーパーやコンビニで売っている商品パッケージに書いてある『レタス〇個分』なんて表記に期待しちゃいけないんだよ!
レタス1個分の食物繊維はゴボウの3分の1
食物繊維といえば、整腸作用があり便秘解消に良いと、意識して取り入れている人も多いはず。食物繊維と聞いて思い浮かべるのは、レタスやキャベツをはじめとする、緑色の葉物野菜ではないだろうか。
しかし、レタスにはゴボウの3分の1程度しか食物繊維が含まれていない!
身近な料理に例えてみると、きんぴらごぼう小鉢1皿でレタス1個分の食物繊維である。いかにレタスの食物繊維が少ないのか、おわかりいただけただろうか。
厚生労働省が発表している食事摂取基準量(2015年)によると、1日の食物繊維の推奨摂取量は、女性なら18g以上。レタスに例えると4~5玉分である。
「レタス4個分の食物繊維入りのドリンク」があったとする。食物繊維をすべてレタスで補うとして、1日に4玉も食べるのは現実的に考えて厳しいだろう。
しかし、なぜわざわざ食物繊維が少ないレタスで表現するのだろうか、疑問である。むしろ「ゴボウ1本分の食物繊維入りのドリンク!」 と表記されていた方が、期待値は高い。
ちなみにレタスってキク科の植物なんだぜ!幼い頃皆さんもタンポポを引きちぎった事があると思うけど、ちぎると白い汁が出るよね!?レタスも切り口から白い汁が出てくるから機会があったら舐めてみてね!レタスが稀に苦い時があるんだけどそれは品質不良じゃなくてキク科だからなんだよ
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